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blockchain-2023
  • 更新日: 2023年1月23日

はやいもので、ニュースで振り返るブロックチェーンの一年の記事の時期になりました。2022年は、2021年とは打って変わって、年初から春先までは2020年から2021年にかけてのNFTやGamiFiの流れを受け継いで、春にはSTEPNやBACYなどで盛り上がりが見られましたが、一転してTerra・Luna ショックに端を発し、3AC、Celsius、FTXなどの破綻が相継ぎました。暗号通貨市場は冬に突入したと言われる一方で、基礎技術の開発は進み、Web3やDAOといった分野への興味は絶えず、大手企業がブロックチェーンを活用する事例も報道されています。

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ブロックチェーンの動向

EthereumのThe Merge

2022年、最も大きなブロックチェーンに関するニュースといえば、9月に実施されたEthereumのThe Mergeだったのではないでしょうか。

The Merge | ethereum.org

The Mergeは当初2022年6月に予定されていましたが、延期が発表され、いつ実施されるのか、さらに成功するか否かに注目が集まっていました。2022年9月15日に無事成功し、EthereumはPoWからPoSに移行しました。数年に渡って延期を繰り返してきたPoSがようやくEthereumで実現されることとなりました。
※ PoWとPoSについて詳しくは本ブログの記事「プルーフ・オブ・ワーク (PoW) ~分散ネットワークでの合意を可能にしたコンセンサスアルゴリズム」「プルーフ・オブ・ステーク (PoS) 〜Proof of Workの欠点を克服させた合意形成アルゴリズム〜」を参考にしてください。

前掲のEthereum.orgのThe Mergeのページによると、The Mergeによって、Ethereumのエネルギー消費は99.95%削減されるとのことで、環境負荷の観点からも注目されるアップグレードでした。

ただし、当初PoSへの移行の前に予定されていたEthereumネットワークの処理能力を向上させる「シャーディング」の導入は、レイヤー2ネットワークの盛り上がりもあり、計画が後ろ倒しされました。The Mergeによってすぐに処理能力が上がったり、ガス代と呼ばれる手数料が割安になったりするわけではなく、長期的な移行を見守っていきたいところです。

スマートコントラクトチェーンの勢力図の変化

2021年はBSCだけでなく、春にPolygon、夏にSolana、続いてAvalancheなど、高速安価をうたう新興のレイヤー1チェーンが盛り上がりを見せました。2022年に入ってからもこれらのブロックチェーンは一定の影響力を保っています。ただし、2022年に入ってSTEPNが利用するなど注目を集めたSolanaは度重なるネットワークの不具合や、支持を受けていた大手取引所FTXの破綻により、2022年11月を境にDeFiLlamaのTVLランキングでは上位10位から転落しています。

画像: DeFiLlamaのブロックチェーンごとのDeFi TVLランキング

このような中で、2022年にTVLを集め、頭角を表してきたのが、ArbitrumやOptimismといったEthereumのレイヤー2チェーンです。EVM互換をうりにしたレイヤー1ネットワークとしてローンチしたPolygonも、2022年7月にEthereumのレイヤー2ネットワークであるPolygon zkEVMを発表しました。2022年11月にはレイヤー2のトランザクション数がレイヤー1を超えたのも印象的な出来事でした。

 

画像: L1とL2のトランザクション数の比較(Orbitarより)

レイヤー1ネットワークの開発も続いています。2022年に最も注目を集めた新興レイヤー1ネットワークといえば、Meta(元Facebook)が開発を進めていたDiemのエンジニアによるAptosSuiが挙げられます。AptosとSuiでは、Metaで開発されたMove言語が使われていて、安全性と柔軟性といったスマートコントラクトの書きやすさという点でも注目されています。

このほか、変わり種として、ユニークな創業者Justin Sun氏で知られ、古くから存在するTRONは、2022年5月からDeFiのTVLのシェアを急激に上げ始めました。また、TRONは中米での暗号通貨利用も進めようとしています。一方で、単純にTRONが支持されつつあるとは言い切れない現状は本ブログの記事「Tron – ユニークな創業者Justin Sunが認知度を上げた異色のブロックチェーン」で詳しく説明しています。

Bitcoinの2022年は?

他の暗号通貨同様、Bitcoinの価格も大きく下落しましたが、大きなアップデートなどはなく、アクの強いコアな支持者(マキシマリスト)に支えられ、デジタルゴールドとして比較的穏やかな一年を送ったのではないでしょうか。

TerraとLUNAに端を発した破綻の連鎖、実世界の経済でインフレが進み、改めてお金や既存金融に疑問を持つ中で、デジタルゴールドとしてのBitcoinやそのまわりに存在するマキシマリストたちの考え方は、何かを示唆するもののようにも見えます。

ビットコインについては、名著『Bitcoin Standard』、『The Bullish Case for Bitcoin』が練木照子さんによって2021年、2022年に翻訳され、それぞれ『ビットコイン・スタンダード:お金が変わると世界が変わる』『ビットコイン、強気にならずにはいられない理由』として日本語で読めるようになりました。既存金融の歴史や課題を知り、お金とは何なのか、暗号通貨の冬の時代に考えるよい道標になるはずです。

 

分散型アプリケーション・DAOの動向

2022年は5月にTerra・LUNAショックが起き、連鎖的な破綻が相次いだこともあり、2022年は、2020年のDeFi、2021年のNFTのように特定分野が大きく盛り上がった一年とは異なりました。そのような中でも一定の傾向は見られました。ここではブロックチェーンの上に存在する分散型アプリケーションやDAO(分散型自律組織)の動向を振り返ります。

分散型アプリケーション

今年盛り上がった分野を一つ挙げるとすると、STEPNが牽引したゲームと金融を融合させたGameFiでしょうか。実際に、分散型アプリケーションに関する情報を扱うDappRadarのランキングでは、DeFiアプリケーションやNFTマーケットプレイスに加え、ゲームやソーシャルカテゴリのアプリケーションがランクインしています。

GameFiは2021年のAxie Infinityに続く動きで、STEPNは誰でも毎日する「歩く」という行為で参加できることからより広く、これまで暗号通貨関心のなかった人のサービス利用にもつながりました。STEPNはその性質からSocialFi、ライフスタイルアプリと形容されることもあります。
※ Axie Infinity、STEPNについては本ブログの記事「Play to Earn と Axie Infinity – ゲームをプレイしてお金を手に入れる」「STEPN − 歩いて走ってお金を手に入れる “Move to Earn”」を参考にしてください。

STEPNで暗号通貨を稼ぐのに必要なスニーカーのNFTは、Sonala上で数万円、BSC上では一時数十万円から数百万円したにもかかわらず、日本ではクリプトに特化したメディア以外でもSTEPNが取り上げられることがありました。STEPNが一定の成功をおさめると、STEPNのコピーやひとひねりしたフィットネスアプリケーションが出てくる現象が見られました。

筆者もSTEPNをプレーし、リアルタイムで盛り上がりを感じ、日々歩き健康になる喜びを実感しましたが、一方で運営の傲慢さや中央集権的なシステム変更に疑問を感じることもあり、結局プレーすることをやめてしまいました。2022年12月現在、暗号通貨市場の低迷もあり、STEPNの盛り上がりは下火になっています。

今後盛り上がりが予想される分野として、分散型のソーシャルアプリケーションがあります。本ブログでも取り上げましたが、分散型ソーシャルネットワーク/ソーシャルメディアやそれらを開発するためのプロトコルの開発が進んでいます。

分散型のソーシャルメディアの中にはすでに数年にわたってサービスを続けているものもあります。今後、新たなライトユーザーの入り口として、分散型ソーシャルアプリが暗号通貨やブロックチェーン界隈の盛り上がりに貢献することが期待されます。

DAO

Google Trendsで全世界を対象に「DAO」をキーワードにして検索すると、1年前の2021年12月と比べると関心は薄れてはいますが、その後はDAOに関する興味は横ばいといったところです。暗号通貨市場が盛り上がりにかけることを考慮すると、これは悪くない傾向といえるかもしれません。

DAOというと、分散型アプリケーションやプロトコルを開発するプロジェクトが組織をDAO化してきました。2022年にはソーシャルDAOと呼ばれる種類のDAOが注目を集めました。アメリカの大手取引所coinbaseのブログからソーシャルDAOの定義を引用します。

Social DAOs intend to bring like minded people together in online communities, coordinated around a token.
(ソーシャル DAOとは、同じ考えを持つ人たちが集まり、トークンを中心に運営されるオンラインコミュニティです。)

coinbaseの定義にはオンラインコミュニティとありますが、ソーシャルDAOの活動はオンラインに限らず、現実世界での集まりやパーティーにまでおよびます。このような中、本ブログでは、Nouns DAO、BAYC、BanklessDAO、Friends with BenefitsといったDAOを取り上げてきました。

著名人がこれらDAOに参加したり、一般メディアが報道したりすることで、これまで暗号通貨と無縁だった人たちも「楽しそうなクラブへの入り口」として暗号通貨やDAOについて以前よりも耳にすることになったのではないでしょうか。このような新たな層の参入は、分散型アプリケーションの動向でも見られた傾向ともつながります。

DAOに対する興味・関心は今後も継続し、国内にも波及すると考えられ、2023年に注目したい分野の一つです。

 

ハッキング

さまざまなブロックチェーンや、DeFiを中心にその上で動く分散型アプリケーションの利用が進む中で、ブロックチェーンを橋渡しするブリッジでのハッキングが相次ぎました。ブリッジとは、資金転送元のブロックチェーンにある資金をスマートコントラクトにロックして、その預かり証を資金転送先のブロックチェーンで利用する仕組みです。ブリッジのスマートコントラクトには巨額の資金が集まるため、どうしてもハッキングのターゲットになりやすいです。

2022年には数百億円規模の資金が流出するハッキングが相継ぎました。サービス名と時期、流出金額をリストアップすると以下のようになります。

  • 2月 wormhole (3億2600万ドル相当)
  • 3月 Ronin Bridge (5億4000万ドル相当)
  • 6月 HarmonyのHorizon Bridge (1億ドル相当)
  • 6月 Nomad (1億9000万ドル相当、のちに900万ドル返還)
  • 10月 BSC Bridge (当初5億7000万ドル、BSCの緊急停止により実質被害は1億1000万ドル)

Ronin BridgeとHarmonyのハッキングには北朝鮮のハッカー集団ラザルスが関与していたとも言われています。

10月のBSC Bridgeのハッキングでは、BSCが緊急停止され、被害は少なく抑えられましたが、中央集権性や検閲耐性という点で疑問の残る結果となった点も覚えておきたいところです。

現状ではブリッジを利用する際にできることは、失ってもいい金額にとどめる程度ですが、クロスチェーンでトラストレスな通信を実現するLayerZeroのような技術の発展にも期待したいところです。

 

ドミノ倒し

巨額の資金が失われたのはハッキングだけではありません。2022年には5月のTerra・LUNAショックに端を発し、3AC、Celsius、Voyager Capitalといったベンチャーキャピタルやレンディングサービスが破綻に追い込まれました。

2022年夏には終息したかと思われたこれらの騒動ですが、11月に入って暗号通貨メディアCoinDeskが公開したアラメダ・リサーチの財務状況に関する記事により、アラメダ・リサーチと創業者(サム・バンクマン=フリード氏)を同じくするFTXの経営に対する疑念が生じます。その後、大手仮想通貨取引所BinanceのCEOであるCZ氏がFTXの取引所トークンFTTの売却を発表し、FTTの価格が暴落します。これにともないFTXの財務状況が急激に悪化し、当初強気の姿勢を示していたFTXも最終的には顧客資産の出金を停止し、会社更生手続きを申請しました。CEOのサム・バンクマン=フリード氏は12月に入り、バハマで逮捕・拘留され、本記事執筆時2022年12月中旬の最新情報では、アメリカへの身柄引き渡しに同意したことが報じられています。

FTX Founder Sam Bankman-Fried Changes His Mind on Extradition to US – Decrypt

筆者も使い勝手のよさからFTX Internationalを利用していました。Terra・LUNAショック、それに続く破綻は自分とは無関係のもののようにニュースを見聞きしていましたが、結果的には筆者自身も資金を拘束されることなり、金利のおそろしさ、取引所に資金を置いておくことの危うさを実感しました。

そうは言っても、このドミノ倒しは人の欲や弱さ、エゴから起きたことで、多くの暗号資産や技術の欠点によるものではありません。“Not your keys, not your crypto”(自分で秘密鍵を持っていなければ自分の資産ではない)、“Do your own research”(DYOT、自分で調べる)を肝に銘じて、クリプトライフを楽しみましょう。

 

規制強化の流れ

暗号通貨の認知度が上がり、無視できないアセットクラスになるにつれ、規制の整備も進みつつあります。また、分散型アプリケーションが規制を守る動きも見られました。

2022年7月にはUniswapのインターフェイスからのみですが、100を超えるトークンにアクセスできなくなりました。この対応には、アメリカで証券とみなされる可能性のあるトークンを除外する意図がありました。

ユニスワップ、米国規制の影響で100以上のトークンにアクセス制限 | あたらしい経済

証券とみなされるか否かについては、9月、EthereumのThe Mergeが完了したあとに、米国証券取引委員会(SEC)のゲイリー・ゲンスラー委員長が「PoSを採用するものについては証券に該当する可能性ある」との従来の見方を繰り返しました。

SEC’s Gensler Signals Extra Scrutiny for Proof-of-Stake Cryptocurrencies: Report | CoinDesk

このほか、8月にはアメリカ財務省がミキシングサービスのTornado Cashの利用を禁止し、オランダではTornado Cashの開発者が逮捕されるという衝撃的な出来事がありました。

このような規制強化と規制対応を迫られる流れの中で、分散型アプリケーションや暗号通貨は、検閲耐性を求めるユーザーと当局の板挟みになり、苦しい対応を迫られることでしょう。さらに、Terra・LUNAからFTXの破綻までの一連の出来事は今後規制強化の流れを加速させるとみられます。

本来、ブロックチェーンやその上で動くサービスは、「誰にもしばられず、コードが法律で、さらに誰でも検証できる透明性がある」という特徴があります。そのような中で、規制当局や従来の法律がブロックチェーンや分散型サービスに強い影響を及ぼしつつある現状は、マスアダプションには必要なのかもしれませんが、いささか残念でもあります。

 

企業の参入

STEPNが盛り上がりを見せた2022年春には、日本のスポーツ用品メーカーASICSとのコラボシューズが発表されました。11月にはSolanaとのコラボレーションで、実物のランニングシューズASICS × Solana UI Collectionも発表されました。

同じくスポーツ用品メーカーのNikeは、2022年4月にメタバーススニーカーCryptoKicksを発表し、Web3バーチャルアパレルプラットフォーム「.Swoosh」をローンチしました。.Swooshでは2023年1月に初のNFTが配布されるとのこと。

このほか、これまでにもブロックチェーンを利用した取り組みを行なってきたStarbucksは、2022年9月にStarbucks Odysseyを発表し、12月にはベータ版が公開されました。StarbucksはStarbucks Odyssey でWeb3的なポイントプログラムを実現しようとしています。

Starbucks® Odyssey – Beta Is Now Live on Polygon — Polygon | Blog

企業の利用ではありませんが、本記事執筆中には、トランプ元大統領のNFTコレクションが発表され、完売するというニュースも報道されました。一方で画像流用の疑惑も議論されていて、さまざまな意味で話題のNFTになることは間違いなさそうです。

これらの海外での事例を見てみると、Nike、Starbucks、トランプ元大統領のNFTコレクションでPolygonが活用されているのが興味深いです。

日々親しんでいるメーカーやブランドがブロックチェーンを取り入れ、より多くの人が無意識のうちにブロックチェーンベースのサービスを使う日も遠くはないのかもしれません。

 

ガイアックスとブロックチェーンの2022年

Crypto Base

2022年9月、投資先の株式会社Mirai Instituteとクリプト特化型シェアオフィス「CryptoBase@NIB SHIBUYA」プロジェクトが始動しました。NFT会員証や発議・投票システムやトークンが紐付いたタスクの導入や、DeFi、NFT、DAOなど幅広いweb3関連のイベントを開催する事で、オープン2ヶ月で1000人以上の方にお越しいただきました。株式会社フォトシンス様とスマートロックのAkerunを、保有するNFTで解除する事が可能になる「NFT認証ロック」を共同開発し、導入いたしました。引き続き、web3のイベントを開催することでの情報発信やメンバー内コミュニティー構築に従事いたします。

URL: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000020525.html

Roopt

2022年6月、投資先の株式会社巻組とDAOで運営する日本初のシェアハウス、「Roopt神楽坂 DAO」プロジェクトを開始しました。従来の不動産業界の課題である、住居人の管理コストを分散型組織にすることで解決に努めるのが狙いでした。この半年間の間で、住居人はもちろんのこと、滞在しないメンバーも議論や投票に積極的に参加し、素敵な物件とコミュニティーが醸成されています。ユーザーと不動産オーナーの立場が良い意味でフラットになり、DAOの醍醐味を実感しています。今後は、NFTを上限まで発行し、セカンダリーマーケットでの流通が実現するところまで進めていきます。また、将来的には全国に当モデルを展開できればと思っています。

URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000080525.html

美しい村DAO

2022年11月29日に、鳥取県智頭町・静岡県松崎町と、美しい地域資源を持つ村・地域における地方創生のDAO、「美しい村DAO」の開発を発表いいたしました。「美しい村DAO」は内閣府地方創生推進事務局 広域連携SDGsモデル事業『日本で最も美しい村デジタル村民の夜明け事業』に採択されており、複数の自治体が連携して地方創生の課題を解決するDAOのさけがけとなる取り組みです。ガイアックスは、DAOのシステム部分の開発とコミュニティー運営のサポートをメインに担当し、地方創生の新しいスタンダードを作っていくことを目指します。

URL : https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000513.000003955.html

LiDAR

2020年から京都大学・芝浦工業大学などと共同で、自動運転などに使われる3DカメラLiDARの点群データの共有システムの開発を行っており、2021年度末には開発委託元であるNICT(国立開発研究法人 情報通信機構)よりS評価を獲得しました。2022年度は新たに早稲田大学・芝浦工業大学・東京工科大学・福岡大学とともにガイアックスは共同提案者として、「City as a Serviceを支えるデジタルツインを持続可能な状態で自己成長させるエコシステム」を提案し、同じくNICTよりBeyond 5G国際共同研究型プログラムに採択されました。住民が自発的・積極的に参加し、より広範囲で多様な情報を持続的に収集できるデジタルツインを実現する全く新しいエコシステムを構築すべく研究開発を行っていきます。

URL : https://www.gaiax.co.jp/pr/press-09142022/

ドットジェイピー

「2022年8月、「若者と政治を結ぶ」NPO法人ドットジェイピーと大学生主体で構成される組織をDAOへ移行させるプロジェクトを開始しました。DAOを通じて外部の力を借りることで、一団体だけでは解決できない課題を解決したいという狙いがあります。2022年はDAO化に向けた試運転期間とし、大学生スタッフ約700名にNFTを発行、NFTに紐づいたDiscordチャンネル内で組織活動を行いながら、web3への理解を進めています。今後は、大学生スタッフの活動進捗に応じたインセンティブトークンの付与など組織内のDAO化を図り、将来的には、外部へと開放し、誰でもDAOに参画できるし仕組みを構築します。」

URL:https://www.gaiax.co.jp/pr/press-08302022/

イベントの登壇

web3sap
北海道で開催された株式会社ブロックチェーン戦略政策研究所主催のWeb3×地方創生の「web3sap」内、コミュニティーツールとしてのweb3セッションに西村が登壇しました。
URL : https://web3sap.bspi.jp/

NFTSummitTokyo
ReFiセッションにて、ReFiDAOファウンダーであるJohn Ellison様、ReFi Japanのco-founderのF太郎様と弊社の西村が登壇しました。
URL : https://www.nft.pivot-tokyo.com/

Swissnex nexFin
大阪府で開催されたSwissnex主催のFintechのイベントに弊社西村がパネリストとして登壇しました。
URL : https://www.linkedin.com/posts/swissnex-in-japan_nexfin-web3-blockchain-activity-6999255109377413120-YSjC

Blockchain Biz Community

Blockchain Biz Communityはブロックチェーンを活用した新たなビジネス/プロダクトを生み出すためのコミュニティとして今年も活動を行いました。毎月開催のアイデア相談会を軸に、ブロックチェーン基礎講座や、unchainさんと合同のNFT開発講座の実施、数ヶ月ごとにピッチイベントを開催し、コミュニティーでアイデアをブラッシュアップし、各種ピッチイベントで上位入賞を果たしたり、海外のweb3イベントでPrizeの獲得される方も輩出しました。

今年は新たな取り組みとして、Blockchain Biz Commmunity Startup Programを開始しました。優秀な起業アイデアを、2ヶ月間の事業伴走+開発支援を通して共にブラッシュアップしていきます。

今後も、web3の領域で挑戦したい起業家のためのコミュニティとして起業家のネクストステップを後押しするため、活動していきます。

Blockchain Biz Community 公式サイト : https://gaiax-blockchain.com/blockchain-biz-community-info

おわりに

本記事では2022年のブロックチェーンにまつわる出来事を、ニュースをもとに駆け足で振り返りました。暗号通貨投資という観点からは厳しい一年になったという人も多いかもしれません。ただ、暗号通貨が冬の時代にあっても、基礎技術の開発や実験的な試みは着々と進んでいます。このような時期だからこそ、界隈の動向をキャッチしながら、実際にサービスを使ってみて、次の盛り上がりに備えたいところです。

 

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エンジニアの経験と情報学分野での経験を活かして、現在はドイツにてフリーランスで翻訳・技術解説に取り組む。2009年下期IPA未踏プログラム参加。2016年、本メディアでの調査の仕事をきっかけにブロックチェーンや仮想通貨、その先のトークンエコノミーに興味を持つ。

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