Skip to content
  • 更新日: 2016年10月24日

これまでウォレットについて、スマホアプリMycelium、breadwallet、GetGems、Airbitz、IndieSquare Wallet、ブラウザから使えるウェブベースウォレットBitcoin Walletを紹介しました。今回はCoinbaseのウェブベースウォレットを紹介します。(アプリケーションは2016年8月現在のものです。)

 

Coinbaseとは

Coinbaseによると、Coinbaseは世界で最も人気のあるビットコインとイーサリアムのウォレット兼取引プラットフォームで、世界33ヵ国を対象に、これまでに40億ドルの電子通貨の取引が行われ、430万人の顧客にサービスを提供した実績があります。サービスを提供している国の数、ユーザー数では同じウェブベースウォレットのBitcoin Walletに軍配があがりますが、ウォレット機能に加えて、国や地域によってはビットコインやイーサリアムの取引を行える利便性から人気を集めています。

 

Coinbaseのアカウントを作成する

さっそくアカウントを作りましょう。トップページで「Sign Up」をクリックし、サインアップフォームに必要事項を記入してアカウントを作成します。

coinbase_image_02

アカウント作成の確認メールが届くのでメール中のリンク「Verify Email Address」をクリックして手続きを進めます。電話番号、身分証明書(日本の場合はパスポート)、支払い方法の順に登録を完了すると、ビットコインやイーサリアムを購入できるようになります。

coinbase_image_03

ただし日本のユーザーの支払い方法については、2016年8月現在支払い方法に関するサポートページに記述がなく、今後の対応が期待されます。本記事では電話番号の登録まで進め、ビットコインを対象にウォレットの利用方法を説明します。

 

Coinbaseでのビットコインの送受金

アカウントを作成したら、まずはCoinbaseのウォレットでビットコインを受け取ってみましょう。ホーム画面左のメニューで「BTC Wallet」を選択します。

coinbase_image_04

画面右の「Wallet address」をクリックすると、ビットコインのアドレスが表示されます。

coinbase_image_05

表示されたアドレスを送金元に伝え、ビットコインを送金してもらいます。しばらくすると受け取ったビットコインを確認することができます。取引をクリックすると詳細が表示されます。

coinbase_image_06

coinbase_image_07

 

続いてビットコインを送金してみましょう。ホーム画面左のメニューから「Send/Request」を選択します。送金フォームが表示されるので、相手のアドレス、金額、送金元のウォレット、メッセージを入力して「Send Funds」ボタンをクリックします。

coinbase_image_08

 

送金直後は取引の状態がPending(保留)と表示されますが、しばらくすると送金が確定します。

coinbase_image_09

 

Coinbaseでのウォレットの復元

Coinbaseのウォレットはウェブベースなので、メールアドレスとパスワードがあればログインして資産にアクセスすることができます。パスワードを忘れてしまった場合は、ログイン画面のリンク「Forgot password?」をクリックするか、パスワードのリセット画面に直接アクセスして、パスワードのリセット処理を進めます。

coinbase_image_10

フォームでメールアドレスを送信すると、パスワードのリセットの手順が送られてくるので、本文中のリンク「Reset Your Password」をクリックして新しいパスワードを設定します。

coinbase_image_11

これでは少しセキュリティが心もとないという場合には、ログインと送金について二段階認証を設定できます。二段階認証を設定するには、ホーム画面左のメニューで「Settings」を選択し、続いて画面上のメニューで「Security」を選択します。二段階認証のための認証コードはSMS、AuthyGoogle Authenticatorで受け取ることができます。「For more security, enable Authy」とあるように、セキュリティを高めたい場合はAuthyの利用が推奨されています。

coinbase_image_12

AuthyはiOS、Android OS向のアプリ、Chromeブラウザの拡張として公開されています。ここではiOSにAuthyをインストールしてみました。インストール後は、Coinbaseに登録した電話番号を入力し、SMSで認証コードを受け取ります。この認証コードをAuthyで入力すると、Coinbaseの二段階認証のための認証コードをAuthyで受け取れるようになります。

coinbase_image_15

二段階認証を設定すると、ログインや送金の際に認証コードをたずねられるので、設定した方法で認証コードを確認し、フォームに入力します。例えば、ログイン時にはメールアドレスとパスワードを入力後、次のようなフォームに認証コードを入力します。

coinbase_image_13

二段階認証に用いるデバイスをなくしてしまった、番号を変更してしまったためSMSで認証コードを受け取れなくなってしまったといった場合には、二段階認証の画面末尾の「Code not working?」をクリックします。設定している二段階認証に応じて「I don’t have my iPhone Authy App anymore.(私はiPhoneのAuthy アプリをもう持っていません)」、「I no longer own the phone ending in +xx xxxxxx yyyy(私は下四桁がyyyyの電話を所持していません)」といった状況を表すリンクが表示されます。自分の状況にあったものを選ぶと、外部サイトにリダイレクトされますとメッセージが表示され、Authyのサイトで次のようなリセットのための手続きが表示されます(Authyを設定していて、AuthyをインストールしたiPhoneやAuthyがない場合)。表示された内容に従って、二段階認証のリセット処理を進めてください。

coinbase_image_14

 

おわりに

今回はCoinbaseのウェブベースウォレットを紹介しました。以前紹介したBitcoin Wallet同様、ウェブベースの便利さとセキュリティを兼ね備え、世界中に多くのユーザーを抱えているだけあって動作が安定したウォレットという印象を受けました。また、インターフェイスはシンプルで、日本語化はされていないものの、迷うことなく直観的にウォレットを利用することができます。

Coinbaseは三菱東京UFJ銀行との戦略的パートナーシップを発表し、さらに三菱東京UFJ銀行、三菱UFJキャピタル、Sozo Venturesからの投資を発表するなど、日本市場への進出や日本のユーザーのサポートの拡充が期待できるニュースが出てきています。

Coinbase Partners with BTMU – The Coinbase Blog

世界的にも人気があり、今後日本でもより便利に使える可能性のあるCoinbaseのウェブベースウォレットを試してみてはいかがでしょうか。

Gaiax技術マネージャ。研究開発チーム「さきがけ」リーダー。新たな事業のシーズ探しを牽引。2015年11月『イーサリアム(Ethereum)』 デベロッパーカンファレンス in ロンドンに参加しブロックチェーンの持つ可能性に魅入られる。以降ブロックチェーン分野について集中的に取り組む。

Ethereumウォレットガイアックスビットコインブロックチェーン使ってみました

ブロックチェーンを学び、新しいことをサービスを作りたい人が集まるコミュニティーを運営しています。
・これから実現したいサービスやプロダクトにブロックチェーンを使いたい
・ブロックチェーンが自分の課題を解決する糸口としたい
・ブロックチェーンの技術を学んでプロダクト開発をしたい

興味のある方は詳細をご覧ください!

Back To Top
Search