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今回は、最近話題のDiscordのBOT「Unyte」について解説します。UnyteはDAO組織における貢献度を視覚化するサービスです。現在はB版の開発に着手しております。CEOの上泉さんにDAO組織のコミュニティにおける課題と今後のUnyteの展望について伺ってみました。

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上井登志之

web3事業本部 Discord運用マスター
Discordを用いたDAO組織の運用や、Discord運用ノウハウの発信活動を行っている。また個人では、都内国立大学獣医学科在学中に学生起業し、学生向け採用メディアや採用イベントの運営、学習塾の運営、WEB制作受託などを行う。

上泉雄暉

株式会社Unyte Founder/CEO
DAOマニア。京都大学経済学部卒業後、メーカーで経営企画および新規事業開発を担当。複数のDAOに所属する中で課題を認識し、DAOにおいてメンバーの貢献度を可視化できるツールUnyte(ユナイト)を開発。現在はUnyteの展開およびDAOの技術・ガバナンス面の支援を行うスタートアップを起業し代表を務める。

公式サイト: https://jp.unyte.team/
Twitter: @@0xUYZ

自己紹介

上井

どうも皆さんこんにちは。
ガイアックスでDiscordの運用を 担当している上井と申します。
本日は珍しいゲストに来ていただきました。
株式会社Unyteの代表の上泉さんに ご登場いただいております。
本日はUnyteという、DAOツールを運営をされている 上泉さんにご登場いただいて、DAOの運用のコツとか、あとはUnyte、どういう機能があるのか、今後どういう方向性で動いていくのか というところを、色々インタビューさせていただければ と思っております。
では、まず上泉さんに簡単に 自己紹介いただけると幸いです。
よろしくお願いします。

上泉

よろしくお願いします。 初めまして。
上泉雄暉と申します。
私は今、株式会社Unyteというところの 代表をしておりまして、同じくUnyteというツールの 開発を行っております。
それまでは前職、所謂メーカーの新規事業を担当しておりまして、主にそこではモビリティ関連の 新規事業の企画であったり、VOCというところをやっていましたが、今は独立をして、所謂DAOツールをつくるweb3の スタートアップを運営しております。
本日はどうぞよろしくお願いいたします。

Unyteとは

上井

早速ですが、Unyteについて、僕の方から簡単にご紹介させて いただければと思っております。
UnyteはDiscordのBOTを中心とした DAOのツールになりますが、結構DAO運用をしている時の課題として、貢献している人の見えにくさとか、あとは報酬の分配制度が未整備で、何をしたらどのぐらいもらえるのかというのが、ちょっと分からないというのが結構挙げられる。
で、それによってエンゲージメントが 下がっていくというのが、かなり挙げられると思っております。
結局誰が何をやっているのか 不明確だったりとか、あとは何でこの人こんなに 報酬もらっているのだろうというのが、わからなかったりというのが、コミュニティ内によって 発生しているのかなと思ってます。
Unyteはこれを解決するサービスということで、TwitterとDiscordの連携が 貢献度を自動で計測する。
貢献度に応じて報酬を分配するという機能。
こういった機能によって、DAOコミュニティの運用を効率化していく。
そういったツールになっています。
また、そもそもBOTって何なのか? というところ。
これはまだご存じない方は、このチャンネル内で別動画で解説しているので、そちらを是非ご覧いただければと思っております。
以上がUnyteの簡単なご紹介ではありますが、上泉さんの補足とかございますか?

上泉

ありがとうございます。
基本はもうおっしゃって いただいた通りかなと思います。
今でいうとDiscordとTwitterの BOTを2つ用意していますが、これから入力のインターフェースは、増やしていきたいなと考えておりますし、現状でいうとやはりDiscord BOTを 使っていただくユーザーさんというのが、かなり多いなと思っています。
その中で所謂スラッシュコマンド というものを使って、貢献の記録をするというのが 私たちのプロダクトの特徴なので、所謂DiscordだけでDAOの 投票タスク管理みたいな、DAOに必要な活動というのが 一定賄えるというところを目指して、僕たちはプロダクトを作っています。

上井

はい、ありがとうございます。
僕自身も別のコミュニティで Unyteさんをお見かけして、ちょっと是非、話を聞きたいということで、アプローチさせていただきましたが、今回はDAOコミュニティの運用方法について、よくある課題とか解決方法について、お聞きしていきたいと思います。
本日はよろしくお願いします。

上泉

よろしくお願いします。

Q&A

上井

早速ですがQ&Aということで、いろいろ質問をぶつけさせていただければ と思っております。

上泉

是非。

上井

DAO組織でよくある課題を、最初にお伺いしたいと思っていますが、いろんなDAO組織に関わっていらっしゃる中で、こういったのがよくあるかなというのが 上泉さんなりにあれば、いただければと思いますが こちらいかがですか?

上泉

ありがとうございます。
おっしゃっていただいた中ですと、私は2つほどあるかなと思っております。
で、1つが先程少しいっていただいた 貢献度の問題です。
つまり誰が何をやっているかというのが、本当にわからないというのが 課題の1つかなと思っていて、具体的にはDAOは通常の会社と違って、指揮命令系統があるわけではないので、基本的に皆さんおのおの自分で、活動をされているというのが 一般的だと思います。
そうなるとやっぱり 誰が何をやっているかの情報が、集まってくる場所というのが現状ないので、本当、誰が何をやっているか 全然分からないという、ブラックボックスになるというのが、1つ課題としてあるのかなと思います。
これが1つ目の部分ですかね。
もう1つあるとすれば、報酬の設計の部分だと思っていて、仮に貢献度が見える化されたとしても、それに対していくらの報酬を払えばいいのか 分からないというところが、結構課題になってくるのかなと思っていて、これはどちらかというと その運営側というよりは、ユーザーさん側に刺さってくる課題ですが、頑張ってもあまりいいことがない みたいな状況になってしまうので、熱量高く最初は頑張っていたとしても、次第に活動のモチベーションが下がっていって、フェードアウトしてしまうというパターンに 繋がっているのかなと思います。
やっぱり大きい課題でいうと その2つかなと思ってます。

上井

ありがとうございます。
僕自身もコミュニティを いくつか運営させていただいていますが、やっぱり、そうですね。
結構最初に入った後に 何かその辺がきっちり見えていて、関わる余地みたいなものがないと、やっぱりすぐにエンゲージって 下がってしまうと思っておりました。ツール自体も結構難しいですよね。
初めて関わる人によっては、みんな楽しそうだけど、これ何どうすればいいんだろうみたいな風に、よくあるかなと思ってました。
次に解決方法というところで、お伺いしていきたいなと思っております。
先程いただいた2つのよくある課題 というのがあると思いますが、その解決方法でこういった施策を やっている事例があるとか、例えばサーバーに入室した時に声かける とかあると思いますが、上泉さん的にこの解決策がある というのがあればいただければと思います。

上泉

ありがとうございます。
そうですね、2つ課題を お話しさせていただいたので、それぞれ色々お話出来ればと思います。
1つの貢献が見えにくい というところについては、やっぱり、何がしかの方法で、誰が何やっているかをトラッキング するしかないのかなと思っていて、やっぱりよくあるところでいうと、スプレッドシートに毎週やったことを書く、みたいなオペレーションを されているDAOというのは、結構あるのかなと思います。
ちょっと書く側の工数が高くなって、ユーザーさんにとっては負担ですが、何もされないよりは 何がしかリワードがあった方がいいので、まずその自分のやったことの意思表示というのは、そのような形で行われているパターンが 一般的かなと思います。
報酬設計の部分もまとめてお話ししてしまうと、報酬はやっぱりうまくやっている コミュニティがいくつかあって、1つがやっぱりベリロンさんですかね。
ベリーロングアニマルズという、顔の長い動物のNFTがありますが、あそこのコミュニティがすごいのは、ポテトという独自の通貨 みたいなものを用意していて、そのコミュニティで活動する、例えば二次創作作るとか 挨拶するとかでポイントがたまって、それが一定たまるとNFTを安く買えるとか、本当のポテト、マクドのポテト引き換え券に 変わったりとかみたいな、ユーティリティが独自に用意されたりするので、その辺は報酬設計 やっぱりうまいところはうまいし、全部公開されているので、その辺を参考にしつつ、皆さん作られているのかな という認識をしてます。

上井

ありがとうございます。
先程の課題2つに対応する形で お答えいただいたと思いますが、わりと1個目の方は脳筋じゃないですけれど、書いてというところで、そういったDAOは僕も拝見させていただいて、でもこれぐらいしかないな みたいなのは思ったりします。
あとは見ている方はもしかしたら ご存知かなと思いましたが、DeworkというBOTで、ああいった物を利用することも多いですか?

上泉

Deworkはまさしく一般的だと思います。
つまり前者のタスクと 何やっているかの把握と、報酬をまとめて解決できる1つの ツールかなと思っていて、オンチェーンにウォレットを繋いで、こんなタスクはこのDAOにはあります。 というのが一覧化されていて、それをやるとトークンが配布されるので、ある意味インセンティブにもなる というような仕組みですね。
まさしくDeworkはその解決策かなという認識です。

上井

Deworkを運用するにしても、先ほどおっしゃっていただいた後者の、これぐらいやったらこのリワードがもらえる ところの設計というのは、どうしてもやる必要があるかなと思いますが、ちょっとごめんなさい 話反れてしまいますが、自分でこのぐらい欲しいですみたいな形で、対応表を作るのではなくて、それぞれでこのタスクやったから このぐらいくださいみたいな感じで、承認を得る方法もあるのかなと思いますが、そういった事例とか、対応表を作る以外の選択肢 とかはあったりしますか?

上泉

その事例は僕もあまり 多くを見たことはないですが、確かにたまにあるなっていうのは、DAOって基本プロポーザルって 誰でもできるみたいなところが多いので、それこそNounsさんとか見ていると、提案の中にはリファクタリングしたから、俺にイーサよこせよみたいな 提案が勝手に上がってきていて、ギリギリ弾かれている みたいなパターンとか結構ありますよね。
そういう自己申告して頑張ってもらう というパターンもなくはないです。
制度としてなくても だからDAOの良いところで、メンバーからそれを挙げていって、俺はこんなことをやったよ。
お金いくらちょうだいとやるのは 全然ありかなという気はします。

上井

はい、というところで、いろいろと先程の2つの解決策を、各DAOで試行錯誤しているかと思います。
では次にUnyteについて お聞きしていきたいと思いますが、まず、リリースの背景というか、なぜUnyteを作りたいなと 上泉さん自身が思ったのか、お聞きしたいですが こちらはいかがですか?

上泉

まずリリースに至る前段階としては、結構僕が色んなDAOに所属をして、活動していたという体験が原型になってます。
というのも僕がDAO大好きなんですけれど、その思想として分散型の組織だとか、メンバーが自主的に活動することによって、チームが回るという その思想自体がとても好きなので、それを体感してみたいし、自分も何がしかDAOの裾野を広げる みたいな活動をしたいと思ってました。
複数のDAOに入って もとからエンジニアもやっていたので、所謂スマートコントラクトの開発とか、BOT作るみたいなのをやってました。
で、やっぱりそこで見えてきたのが、先ほど少しお話した 貢献度の課題でした。
自分がある意味で頑張って活動しても、それを補足されるパターンというか 仕組みがないので、ある意味頑張り損というほどではなくて、めちゃくちゃ楽しんではいますが、何がしかインセンティブがないのは辛いな というのもありましたし、やっぱり周りのメンバーも、全員が全員、ずっと活動を 続けられるわけではなくて、次第にフェードアウトする というのが結構あったので、何がしか自分の手でそれを解決する 一助になりたいというのをすごく思って、今のBOTを作り始めたという形になります。

上井

ありがとうございます。
そういった意味でいうと結構本質的ですが、DAOをうまく運用するために 結構各自が主体的に提案とか、動いてほしいですみたいなところを やっていかないと、なかなかうまく回っていかない という前提の話が、最初に普通の会社とかだったら、最初に決められたインセンティブが 支払われるみたいな、それが中央集権的に決まる みたいな感じだと思いますが、DAOの場合はそれを全員やらなければ いけないというところが、

上泉

そうですね。

上井

というところで構造的に 物事が決まりづらいというのがあるというのが、

上泉

めっちゃあると思います。
難しいのが運営側の シーソーゲームみたいになるんですよね。
やっていてもメンバーが めっちゃ自主的に動いていれば、変な話、その報酬は なくてもいいわけじゃないですか。
ただ、一方でそれに運営の人が ある意味で甘えてしまって、じゃあボランティアでいいよね みたいになると、結局そっち側の熱量は どんどん下がっていくので、バランスのとり方って めちゃくちゃ難しいというのは、その入って、システムがない中で、難しいなというのをすごい思って、そこを解消する一助になるかな というのは非常に思いました。

上井

なるほど、ありがとうございます。
そういったところの背景を根本から、DAOの世界観を簡単に 再現可能な状態で、作り出すためのツール という認識で間違いないですか?

上泉

まさしくおっしゃる通りです。
その世界観という意味で 本当におっしゃっていただいた通りで、普通のDAOツールは 結構やっぱり使いにくいというか、単体でいうとめっちゃ使いやすいですが、じゃあSnapshotで投票をやって、さっきのDeworkでタスク管理やって、その評価はcoordinapeとか いろんなツールがありますが、1個1個渡り歩かなきゃいけない、結構UXとして嫌だなみたいなのを 自分は結構思ってたんですね。
だから情報も分散しちゃいますし、結局どこで誰が何やっているのというのが、本当にわからなくなるので、Discordの中でBOTを作って、その投票もタスク管理も ある程度全部できるというような、プロダクトを全部カバーできるようなものを 作りたいなと思ったというのが、背景としてはまさにあります。

上井

はい、ありがとうございます。
そんな素晴らしい思想で作られたUnyteですが、機能の面で次に お伺いしていきたいと思っております。
先ほどおっしゃっていただいた3つの機能、TwitterとかとのDiscordとの連携、あとは貢献度の自動で計算、貢献度に応じて報酬の配分 というところで伺いましたが、個人的に気になるのが この貢献度を自動で計算というところで、Discordは基本的にテキストでやり取りされる ツールだと思います。
なので、貢献度をここから自動で計算するのは、非常に難しいんだろうなと思ったんですね。
これは今どのように解決されているのか というのをお伺いしてもいいですか?

上泉

基本的にはDiscordの中にBOTを入れて 頂くという形で進めています。
本当、おっしゃっていただいたように、貢献の全部を可視化して計算するというのは 非常に難しいところがあるので、私たちは第1フェーズとしては、まずはスラッシュコマンドというものを使って、ユーザーさんに貢献に当たるものを 記録していただく、そして、その記録内容を補足して、所謂点数として算出をするといったようなことを させていただいています。
そちらの使い方を改めて ご説明をできればと思いますが、このようにBOTを入れていただくと、複数コマンドが打てるようになります。
例えば、コントリビューションといって、DAOに対して貢献が記録できるコマンドとか、あとはタスクといって、自分がもらったそのDAOの トークンというのを報酬にして、そのコミュニティのメンバーに タスクを依頼する機能とか、あとはメンバーに対してお礼ができる コマンドがあったりとか、サンクスというものです。
その辺を組み合わせて 使っていただく形になります。
もう1つだけ、プロポーザルという 提案ができるコマンドがあるので、そちらをベースに説明させて いただければと思いますが、/pとか打っていただくと これコメンドされて、プロポーザルというものが打てるようになります。
で、これを押していただくと このように入力フィールドが現れるので、ここに実際の提案内容を 書いていただくという形になります。
そのままエンターを押していただくと コマンドが起動するので、私たちのBOTが反応して レスポンスを返してくれるという形になります。
同じくここからレスポンスが 返ってきた中にリンクが貼ってあって、それDAO毎に発行されるダッシュボードに リンクされています。
なので、先ほど私が入力した内容とか、チームで実際運用しているので、例えばNotionの整理をしましょうとか、あとはロゴシールとかのデザインの 投票に使ったりもしますね。
そんな形で提案するものを挙げていく というような使い方ができます。
これが他のコマンドにも 生きているような形になっていて、例えばサンクスという 先ほど少しお話したものだと、メンバーに対してこれができるので、いつもこういうことをしてくれて ありがとうみたいなのを、例えば僕からもそうだし、メンバーから僕に対して送って くださるというパターンもありますし、こういうことをしてくれて ありがとうといったような情報が、流れてくるという形ですね。
その辺の情報がダッシュボードに 記録をされていくというのが特徴でして、その記録された活動ごとに何トークン 割り振るのかというところを、チームで決めていただいて、それに応じて例えば1回プロポーザルすると 30ポイントもらえます。
その累積結果がこれだけですというのが、所謂ランキング形式で表示されるという所が、特徴になっております。

上井

何かすごく一元管理されている というのが伝わってくるというのと、あとテキストで打った情報が、そのままダッシュボードで 見える状態になるというところが、すごく使いやすそうだなと思いました。
ちなみにですが先ほどおっしゃっていただいた、他に何か今後実装していきたい機能とか、あとはさっきちょっとタスクというのも、提案で見たプロジェクトが決まった後に、やっぱりどうしてもタスクを割り振って 行っていくということもあると思いますが、その辺はどのように解決するというか、お伺いしてもよろしいですか?

上泉

もちろんです。
では、まずそのタスク、せっかくおっしゃっていただいたので、タスクの機能のお話を させていただければと思いますが、タスク一覧は具体的なメンバーが取り組むタスクについて、ダッシュボードの方で管理をできる といったような機能になります。
こちらもDiscordのインターフェースから お見せできればと思いますが、Discordの中で同じように コマンドを打っていただく中に、タスクというものが存在しています。
DAOのトークンを 報酬にしますと書いてあるので、そちらを押していただいて、実際にタスクの内容を記載していただきます。
例えばUnyteチームに導入しましょうでも、導入するでもいいと思いますが、こんな感じでタスクを書いて、実際に報酬量を 決めて頂くという形になります。
メンバーの活動に応じてトークン というものが配られるので、それをべースに例えば 今、僕は500トークンぐらい持っているので、じゃあ、その内の一部を使って タスクをお願いしようとなったら、例えば100トークンとか入れていただくと、そのまま押せます。
BOTから同じようにレスポンスが返ってきて、タスクが生成されるという形になります。
また先程、少しお話できなかった部分ですが、タスクとプロポーザルについては、フォーラムチャンネルというものが Discordに存在していまして、後ほどスレット形式で 内容を追えるようになったりしますので、そこの中に個別のタスクが 入ってくるという形になります。
なのでそのタスクの一覧から、先程の僕が作ったものに飛んで頂いて、その中で活動を記録していただくと、実際の自分の活動として記録されます。
例えばコントリビューションコマンドを 打っていただいて、チームに導入するなので、BOTを紹介しましたみたいな。
僕が貢献をしたとすれば、このようにコントリビューションコマンドを、このスレッド内で打っていただければ、そのタスクに対してアウトプットをしました、という意思表示になります。
なのでこのようにBOTから レスポンスが返ってきまして、先程のフロントエンドで確認をすると、このように私が作ったタスクと 実際のメンバーの活動記録が出てきます。
なので例えばアウトプットを出す人が複数にいれば、このようにアイコンの表示もできますし、みんなでそれぞれタスクを分けあって行う。
分担するということもできます。
これがタスクの部分の機能です。

上井

素晴らしいですね。
ちょっと気になったんですけれど、限られたロールを持つメンバーだけ参加する みたいなのもできたりしますか?

上泉

そうですね、そちらはちょっと BOT側の設定というよりは、やっぱりチャンネル側で 今は切っていただけるようにしています。
ただ将来的に まさに将来開発の部分ですが、絶対入れていきたい機能だなと思っていて、基本的には今は、例えばチャンネルの中で コマンドを打てる人というのを、一部に制限することもできますし、特定のメンバーがいるチャンネルだけで、コマンドを打てるようにするというのは、Discord側の設定で可能なので、例えば特定のロール以上の人が タスクを作れるようにしますみたいなことは、設定で可能になります。
もっとそれもプロダクト側でも 制御できるような仕組みというのは、これから入れていこうと考えてます。

上井

では、もうこれ一つで Snapshotの持つ投票機能とか、Deworkが持つタスクの整理とか、あとは今まで全部 スプレッドシートにまとめていたのが、ここで自動で計算されていくというのが、一元管理できるという そういった感じですか?

上泉

まさしくおっしゃる通りです。

上井

なるほど、ありがとうございます。
すごく使いやすそう 且つ世界観がしっかり運営の人たちの、運営のうまさとかによらず 体験できそうだなというところが、素晴らしいと思いました。 ありがとうございます。
ちょっと次に今後のUnyteの方向性とか、目指す世界観について お伺いしたいと思いますが、ちょっといえないこととかもあると思いますが、簡単にお願いします。

上泉

そうですね、主に機能面と世界観の面で 別々にあるのかなと思っていますが、まず、機能の分に関しては、これから複数の機能に 対応していきたいと思っているので、今でいうとSnapshotっぽいことも Deworkっぽいこともできますけれど、より例えばメンバーの評価に 重きを置いた機能というのを入れていくとか、DAOの中で必要な活動については、僕らがこのDiscordのBOTの中で賄っていくと、いうことをやっていきたいと思っています。
また、世界観という話でいくと、僕らは基本的には 最終的に人々の評価とか、その人がどんなコミュニティに 所属をしているかという、所謂、信用情報に当たるものを集められるような ハブになりたいということを考えていて、これまでは所謂その貨幣を いっぱい持っているみたいなことが、人々の信用であり、価値観の尺度 みたいなものだったと思いますが、それがどんどん どんなコミュニティに所属をしているかとか、他の人からどんな評価を もらっているのかといった情報に、置き換わっていくのではないかと 私は考えていて、そうなった場合、今まで貨幣経済でいうと、銀行というものがそのお金を管理して 回していたわけですけれど、その信用情報が 流通する世界になったところで、その信用を、じゃあどうやって 貯めていくんだろうとなった時も、その信用、経済における銀行みたいなものを 作っていきたいと思っていて、なので、基本的にはメンバーの評価とか、誰からどんなコメントもらったとか、こんな活動したという情報を、僕らのプラットフォーム経由で 皆さんが貯めていってくださる、そんな世界観を作っていきたいと考えています。

上井

ありがとうございます。
すごい素敵な世界観で、それこそweb3の資本主義、ちょっとこういういい方が 正しいのか分からないけれど、脱資本主義じゃないですけれど、皆さんそれぞれの強みを活かして 輝いていける世界みたいなところが、すごいリンクしているのかと 聞いていて思いました。

上泉

ありがとうございます。

上井

では、最後にですが、これからちょっとDAO組織を組成しようという方、このチャンネル見ている方の中でも 結構多いですけれども、そういった方へのアドバイスとか、上泉さん的にあれば いただければと思いますが、こちらいかがですか?

上泉

ありがとうございます。
そんなアドバイスをできるほど 大した人間でもないですけれども、お話できることがあるとすれば、やっぱりそのDAOを作る 作りたいと思ってくださること自体が、多分今のパラダイムの中でいうと 本当少数派だし、めちゃくちゃアーリーアダプターだと思うので、全面的に僕は何がしかの方法で 支援をしたいと思いますし、僕らもそうですけれど、やっぱり今までの評価であり、ピラミッド型の組織の仕組みというところに、課題を持っているからこそ、今DAOをされようと してくださっていると思うので、その火種みたいな 思想の部分を絶やさずに、設計をしていってほしいと思います。
僕らもツールだったり それ以外の方法でも、何がしか本当に力になりたいと 思っているので、いつでもご連絡をいただければと思いますし、皆さんに頑張ってほしいなとすごく思います。

上井

はい、ありがとうございます。
ということで、本日は 上泉さんにご登場いただいて、DAOのツール、Unyteについて ご説明していただきました。
色々と皆さんの中でも ためになる話が多かったと思いますので、是非皆さん参考にしていただけると幸いです。

上井

最後にこのチャンネルでは、Discordを用いたDAO組織の運用方法、あとはDiscordのお勧めの使い方 というのを発信しております。
是非、チャンネル登録 高評価よろしくお願いいたします。

上井

また、限定プレゼントということで、Dicordのサーバのテンプレート、また、運用の事例紹介というのを 皆さんにプレゼントしております。
概要欄のフォームにご入力いただけると、こちらプレゼントできますので、是非皆さん興味ある方は ダウンロードしてみてください。

上井

また、DAOのコミュニティの Discordのコンサルティングを、ガイアックスで行っております。
こちらも気になる方、是非、下記リンクから詳細ページを御覧いただけると幸いです。
では、本日は上泉さん ありがとうございました。

上泉

ありがとうございました。

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高校在学中よりフィリピンの現地NPOとスタディーツアーの企画販売から現地添乗員を担う。大学在学時より株式会社ガイアックスにて訪日旅行者向けツアーガイドのプラットフォームの運営やイベントショー事業の責任者を担う。2022年よりクリプトに将来性を感じ、web3特化シェアオフィス「CryptoBase」をオープン。ReFi事業を立ち上げ中。

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ブロックチェーンを学び、新しいことをサービスを作りたい人が集まるコミュニティーを運営しています。
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