「Nagatacho GRID」は株式会社ガイアックスが運営するコミュニティスペースです。Nagatacho GRIDのエントランスである1階にはカフェやドーナツ屋などのお店があります。その中の「tiny peace kitchen」というカフェにてビットコイン決済が利用できるようになりました。
tiny peace kitchenとは
tiny peace kitchenは、“都会で忙しく働く人に家庭料理を”というコンセプトで、2017年2月にオープンしたカフェです。
朝はコーヒーとパンを、昼はおなかいっぱい食べられる定食、夜はアルコールとおつまみをご提供しています。
その時に入荷した旬な食材をつかって、できるだけ余計な物は使用せず、お母さんが家族の健康を気遣って作るような、モリモリ食べたくなるような料理をお届けしています。
家庭の台所のように、立ち寄れば何かつまめるものがあって、ちょっと雑談して元気になれる場所です。最近ではお客様のリクエストに応えてメニューが増えたり、壁面を物販スペースとして貸し出したり、新しいことにチャレンジして、お客様に常にワクワクをお届けしています。
bitcoin決済とは
そんなtiny peace kitchenにて利用できる「ビットコイン決済」とはどのような仕組みでしょうか。
tiny peace kitchenに立ち寄った利用者は、店舗に設置された端末(iPadやiPhone)に対して、wallet(ウォレット)を用いてビットコインで支払いを行います。円建ての利用金額が、その場でビットコイン建てに換算して送金されます。
tiny peace kitchenは、利用者から受け取ったビットコインを決済会社に送金します。tiny peace kitchenではcoincheckの決済システム「coincheck payment」を利用しています。
coincheckは、支払われたビットコインを円に換金して、tiny peace kitchenに対して円で振り込みます。よって店舗は日本円で売上を計上することができ、特別な会計処理を必要としないというメリットがあります。
しかしこのままでは、通常通り円だけで決済しても良さそうです。店舗側がビットコイン決済を利用するメリットは何なのでしょうか。利点は主に3点あります。
まずは「決済手数料が安い」点にあります。初期費用と基本利用料は無料で、coincheck経由の売上に対して1%の決済手数料しかかかりません。これは従来のクレジットカード手数料の3分の1から5分の1になります。2点目に「簡単に導入が可能」という利点が挙げれられます。専用の端末は不要で、iPadやiPhoneなどがあれば利用でき、審査は必要ないことから、最短5分で利用開始することができます。最後に、「世界標準で対応」している点が挙げられます。消費者が利用するビットコインウォレットはcoincheck以外でも大丈夫であり、全世界のウォレットに対応しています。外国人の利用者に対して快適な支払い環境を提供するために導入している店舗もあります。
利用者の準備
それでは利用者は、このビットコイン決済を利用するにあたって、どのような準備が必要なのでしょうか。
まず支払うための「財布」が必要となります。ビットコインを始めとした仮想通貨ではウォレットと呼ばれるアプリが必要となります。どのようなウォレットが良いかに関しては、以下の過去記事を参考にして下さい。
ウォレットをインストールすることが出来たとしても、肝心のビットコインがないと意味がありません。財布の中身がない状態です。現時点では、ビットコインを取得する最も効率的な方法は、仮想通貨を取引する取引所を利用することです。自分の持っている日本円などの法定通貨を取引所においてビットコインに換金することで、ビットコインを取得(購入)することが出来ます。
ビットコインを取得したら、ウォレットへ送金します。送金方法は上記の記事に詳細が載っています。ウォレットにビットコインが入っていれば、後はビットコイン決済が可能な店舗を利用することができます。
まだまだビットコイン決済が可能な店舗は多いとは言えませんが、簡単にスマホ一つで全世界で利用できる便利さは、将来性を感じさせてくれます。そんなビットコイン決済を導入しているオープンなカフェtiny peace kitchenを、ぜひご利用ください。