分散型自律組織 (DAO) と親和性が高い新規事業について、具体的な事例を交えて詳しく解説しています。DAOは、ブロックチェーン技術を活用して運営される組織であり、従来の中央集権型の組織とは異なる特徴を持っています。動画内で紹介される事業例は、なんと、「シェアハウス×DAO」の事例です。一体なぜ親和性が高いのでしょうか?また、動画ではこれらの事業がどのようにしてDAOと連携し、どのようなメリットが得られるのかについても解説しています。ぜひ、最後までご覧いただき、DAOと親和性が高い新規事業の可能性を探ってみてください。
スピーカー:上井登志之
web3事業本部 Discord運用マスター
Discordを用いたDAO組織の運用や、Discord運用ノウハウの発信活動を行っている。また個人では、都内国立大学獣医学科在学中に学生起業し、学生向け採用メディアや採用イベントの運営、学習塾の運営、WEB制作受託などを行う。
スピーカー:成玲娜
DAOコンサル インターン
都内の大学生。ひとりひとりがいきいきと過ごせる社会やコミュニティに関心があり、分散型自立組織「DAO」についても日々勉強中。学科では、経営工学という分野を学んでおり、とくにマーケティングやユーザー体験について興味を持って探究に取り組んでいる。
DAOコンサルサービスについて
こんにちは、ガイアックスの、DAOコンサルティング事業部のそんと申します。
本日は同じくDAOコンサル事業部で、ディレクターとして活動していらっしゃる 上井さんと一緒に、新規事業とDAOの掛け合わせといったテーマで、動画を撮っていこうと思います。
上井さん、どうぞよろしくお願いいたします。
はい、よろしくお願いいたします。
本日はこういった流れで 進めていこうと思っております。
本題に入る前にガイアックスの DAOコンサルの事業について、少し説明させてください。
ガイアックスではweb3事業本部で、DAOのコンサルティングサービスを 提供しています。
リサーチから運用実行のところまで、一貫してサポートいたします。
DAOの研修のプログラムだったり、実際のDAOの実装のところまでの、コンサルティングを行っております。
興味がある方は概要欄の方をご覧ください。
早速ですが 本題の方に入っていこうと思います。
よくいただく相談
上井さんから実際にどういったご相談がきて、どういった形でプロジェクトが進むのか といったところについて、説明お願いいたします。
事業会社さんで新しい取り組みとして、DAO、web3を用いた新規事業を 企画したいです。みたいなことが、結構、最近多くなってきてるな と感じています。
やっぱり新しい事業を 立ち上げたいよねという風に、予算がある会社さんは 結構多いのかなと思いますが、今の潮流でいうとやっぱり DAOでしょ、web3でしょみたいな、そういった流れなのかなと感じています。
ただ、一方でやっぱりいってみたものの、DAOやweb3と親和性が高い事業を 企画したいけれど、何が親和性が高いだろうとか、ちょっと詳しい人 うちにいないなみたいなことって、大体あるのかなと思っています。
且つ、それやっぱりDAOと親和性高いよね という企画を思いついたけれど、自社で実装はやっぱりできないなという、そういうエンジニアの方もいないし、結構難しいなという風に ハードル高いなと感じていらっしゃる。
こういったご相談がうちで お問い合わせいただいている中では、多いのではないかなと思っております。
なるほど、今DAOと親和性が高い、というようなお話がありましたが、実際にどういったものが親和性が高い、新規事業になるのでしょうか?
新規事業をDAOで立ち上げる
すごく良い質問だと思います。
今の質問の答えでいうと、3つあるかなと思っています。
DAOはやっぱり利用者が オペレーター、運用にもなる。
ここは結構大きい特徴かなと思っています。
故に自走した時のメリットが 大きい事業というのは、結構、親和性が高いかなと思っています。
これによって管理コストが抑えられるという、実利的なメリットがあったり、あとは利用者目線でBizDevというのを していくことによって、商材が最適化される。
こういったことが期待できる。
これがやっぱりDAOとの親和性が高い事業の、判断基準になってくるのでは ないかと考えています。
一方で、始めるハードルが高い、というところがあるかなと思っています。
具体的にいうと、DAOの実装というところで、やっぱりSnapshotや 投票のツールを揃えたり、あとはそれの最適化というところ。
ちょっとなかなか 知見がないという事業会社さんが、多いかなと思っていますし、コミュニティの運営というのも、結構ハードルが高いところに なってくるかなと思います。
DAOがコミュニティありきのものなので、そこの部分で結構難しいと 感じてらっしゃる方が多いかなと思います。
あとは法的なハードルですね。
例えば売上をステークホルダーに分配したり、こういった部分がちょっと法的に難しいなと、感じてらっしゃる会社さんも 多いのではないかと思っております。
こういった特徴のある新規事業 といったところですが、ガイアックスでは実際 どんな案件を担当しましたか?
シェアハウスDAO事例の紹介
はい、正確には僕ではないですが、弊社のコンサルの廣渡が 担当した事例として、今回ちょっと取り上げさせていただきたいのが
シェアハウスの事例です。
Roopt DAO神楽坂にあるシェアハウスですが、古民家を改造したシェアハウスです。
これはシェアハウスとDAOを 掛け合わせたプロジェクトです。
イメージ湧きます?
シェアハウスとDAOは なかなかイメージが湧かないですが、実際にはどういった仕組みで、プロジェクトを成功させられたのでしょうか?
仰る通り、ちょっとイメージが 湧きづらいと思うので、もうちょっと詳しく 解説していきたいと思います。
座組みはこんな感じの イラストになっている感じですが、解説させていただくと、まず巻組、シェアハウス、運営の会社ですね。
巻組さんが2年の利用提供を、Roopt神楽坂DAO この組織にまずする。
このDAOの中にこの巻組さんも入っていますが、運用していくのは このDAOの中でやっていきます。
このDAOの中でルールや予算、使い方というのを投票で決議 していくという形になります。
イラストでいうと こんな形になります。
具体的な例を出した方が、分かりやすいかなと思いますが、これは実際にあった例ですが、例えば、シェアハウスなので、ちょっと洗濯機が古くなってきたので 買い替えたいです。
みたいな議論が起こります。
その時に、このDAO内、実際には住んでいる方達ですが、ここで投票が実施されて、例えば買ってくるのは僕がやりますとか、業者の依頼は僕やりますみたいな形で、住んでいる方達が貢献する。
で、これに応じて リワードトークンが付与される。
このトークンインセンティブの設定も されているという形です。
これによってメンバーの意見を反映して、更に管理コストを抑える。
管理コストを抑えられます。
当然、住んでいる方達が オペレーターもやるわけなので、抑えることができるという形になります。
結構面白いのが、シェアハウスの内見や内覧、これも住んでいる方達が行います。
故に完全に自走するんです。
通常はシェアハウスの管理会社の方達がいて、こういったオペレーションを やっていくと思いますが、利用者が行うという形になります。
で、もっというとマーケティングだったり、その辺りも利用者が行うという形になるので、当然、利用者目線でこういう特徴があるとか、利用者目線でここが良いところだ、ここは逆にデメリットみたいな形で 語った方が説得力ありますし、更にそれの改善というのも、この内部で行なわれて行く形になりますので、更に商材が最適化されていくという、先ほど申し上げたように、この親和性が高い事業に なっているという形になります。
そんさん、大体理解できましたか?
はい、理解できました。
まさに最初におっしゃって いただいたような特徴が、反映された事例だなと感じています。
ちなみに実際に住まわれている方というのは、どういった特徴がありますか?
これは起業家の方を対象にした シェアハウスになっていて、この中のコミュニティの中で、実はこのシェアハウスに関しての コミュニケーションだけではなくて、こういった事業を行おうと思っている みたいな形で、このメンバーをこの中で集めて 一緒にやってみたりとか、こういったことも行われている シェアハウスになります。
やっぱりシェアハウスは シェアハウスの施設が魅力、もちろんそういうところも あるとは思いますが、どちらかというと、住んでいる方とのコミュニケーションが、結構な商材だったりすると思うんですね。
ですので、結構そこに対しても、このシェアハウスDAOというのは 良いインパクト、コミュニケーションを取らざるを得ないので、オペレーションしていく上で、そういった機会の提供にもなっている。
これは副次的な効果だと思いますが あるかなと思います。
ちなみにですが、このリワードトークン。
これが利用権、シェアハウスの 利用権としても使うことができますので、そういった形でこのトークン インセンティブが設計されている、とお考え頂けると良いのかなと思います。
趣味だったり趣向が近い人達と一緒に、プロジェクトを作り上げていけるという点も、また魅力なのかなと思いました。
そうですね、やっぱり DAOと親和性が高い事業モデルとして、1個の成功例になっているなと感じています。
最終ゴールでいうと 意思決定の民主化。
これも達成されていると思いますが、あとはスマートコントラクトを 用いた資本の移動の自動化は、ここも実装して 完全なDAO組織となるというのが、最終ゴールになってくるかなと思います。
で、やっぱりこの貢献度が追える というところで可視化されますよね。
というのも最終的なゴールの 1つになってくるかな。
このソフト面、ハード面が両立した DAO組織になるというのが、このRoopt神楽坂DAOの ゴールになってくると思います。
その上でKGIとしては 議案が週に1件以上発生している。
コミュニケーションがずっと 生まれ続けているということです。
で、且つ投票にメンバー全体の 20%以上が参加している。
この辺になってくるかなというところです。
最初、新規事業とDAOと聞いた時は、かなりハードルが高いようなイメージでしたが、実際にシェアハウスというものが、運営されているというのを知って、凄く挑戦しやすいものなのかなと感じました。
そうですね さっきの特徴に当てはまる事業であれば、かなり親和性が高いかなという風に。
もしくは今やろうとしている事業を、こういった形で組み立て直すみたいな考えも、できるのかなと思いますので、これを見ていらっしゃる新規事業を、企画、検討されて いらっしゃる事業会社さんとかは、是非、参考にしていただけると 嬉しいなと思っています。
ちなみにですが、このシェアハウスのDAOを、すごく短期間で実装されたというところで、ご紹介させていただくと、もう大体半年ぐらいで、運営関与がほぼ不要な状態までいきました。
特にここですね。
5ヶ月目でDAOのメンバーに コミュニティマネージャー。
簡単にいうとこのオペレーションの 業務を移管したというところで、ここで完全に自走する状態になった。
これはかなり異例の速さというか、スムーズにいった事例として、やっぱり親和性が高いほど、ここもスムーズにいくのでは ないかと感じています。
今の状態というところで、これはDiscordで活発に、コミュニケーションが 行われているというところです。
実はちょっと1個の事例として、このシェアハウスの入室ですが、これも実はNFTを持っていると自動で開く。
認証されて開くという形になっていて、で、これを導入するかどうかというのも、このDAO内で決議が行われている という形になります。
結構面面白いと僕は思ったんですが、面白くないですか、そんさん?
とても興味深いなと思います。
そういった技術面のところまでも、コミュニティの方で意思決定をして、開発をしていくというのは かなり興味深いです。
そうですね。
こんな形で日々改善も 投票によって行われている。
NFTホルダーによって意思決定が 民主化されているというところで、成功事例として、ご紹介できたらよかったな と思っていたところです。
まとめ
ありがとうございました。
ハードルが一見高そうに見える新規事業も、DAOを用いることで親和性高く、しかも短期間で進めていける ということが分かりました。
このYouTubeチャンネルでは、こういった形でDAOの事例の紹介や、Discordを用いたコミュニティ運営 について解説をしております。
他の動画も是非 気になる方は見てみてください。
チャンネル登録と高評価の方 よろしくお願いいたします。
冒頭にも申し上げましたが、ガイアックスではDAOやDiscord運用の、コンサルティングの方の サービスを提供しております。
こちらも興味がある方は 概要欄からアクセスしてください。
以上で本日の新規事業×DAOの テーマの動画を、終わりにしたいと思います。
どうもありがとうございました。
はい、ありがとうございました。
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