はじめに
2020年5月にBlockchain Biz Communityが発足して以来、コニュニティー内では多くのイベントや活動を行ってきました。ですが、コニュニティー内の活動を、コニュニティー外へ発信することができていなかったと感じています。
そこで、コニュニティーの活動を多くの方に知って頂くために、毎月活動報告を発信していこうと考えています。
活動報告の内容として、「コニュニティー内で共有されたニュース記事のピック」と「コニュニティー内で開催されたイベント」の2つのトピックでまとめていきます
12月の記事
では早速ですが、12月にBlockchainBizCommunityに投稿された記事でも、個人的に面白かった記事をピックして紹介していきます。
目次
ブロックチェーンを活用し3DCGデータ等の大量保存、2次創作、2次流通、販売が可能となるWEBサイト「Pocket collection」を開発。特許を取得した不正検知機能も搭載
世界中のアーティストの3Dデータの権利をブロックチェーンで管理し、二次創作や二次流通ににおいてもクリエイターに還元されることを可能にしたプラットフォームの構築を発表しています。加えて、データの不正利用を検知する仕組みも開発し、特許を申請しているとのことです。不正利用の検知まで開発している事例はあまり見ないので、面白いと感じました。
ただ、まだ不正利用の探知がどのように行われているのか公表されていないので、どう実装しているのかは追っていきたいですね。
遺言書作成をAIがお手伝い~ブロックチェーンにデジタル遺言を保存するHusime.com
スマホでいくつかの質問に答えるだけで自動で遺言が作成されて、その作成された遺言がブロックチェーンに書き込まれ改竄されない形で残せるサービスになります。
遺言だけではなく、遺産の分配などもブロックチェーンで自動で管理するなど、様々な応用が考えられそうです。
ただ、デジタルの遺言には法的拘束力がないらしく、これから法的拘束力を持つような形で開発を進めていくとのことです。
ブロックチェーン活用 再エネと野菜のP2Pサービス開始 電力シェアリング
無農薬や有機農法などで作物を育てている「こだわりの農家」を、それらに興味を持つ「こだわりの消費者」をブロックチェーンを用いてマッチングさせて、交流を促すサービスの発表がなされました。
交流の具体的な手法としては、スーパーなどで売られている果実や野菜に「QRコード」を貼って、そのQRコードを専用アプリでかざすことによって消費者は生産に関する様々な情報を得ることができ、生産者は消費者に反応をリアルタイムで確認することができます。
すでに、関東首都圏において、30ほどの大手スーパーにて3万パックもの販売を行っているとのことです。
これまでの大きい企業が大多数の消費者に対して売る構図ではなく、この事例のように小さな生産者が多数存在して消費者と繋がる流れが今後増えてきそうですね。
多数の小さな主体が繋がるための技術としてブロックチェーンは相性がいいのかもしれません。
食品のトレーサビリティーの事例は海外では多く見られたものの、日本ではあまり事例が出ていなかったのですが、一定程度の流通も既に発生していて今後の発展に期待です。
12月 イベント報告
続いて、Blockchain Biz Community内で開催されたイベントの報告です。
今月は3つのイベントが開始されました。
12/11 異能Vation電子書籍アイデアのプレゼンテーションイベント
総務省が主催する、既存の常識にとらわれない独創的な「変わった事を考え、実行する人」の支援をする異能Vationにおいて、コニュニティーメンバーの金澤さんが「破壊的な挑戦部門ゼロワンチャレンジに」に採択されました。
その採択されたアイデアで挑戦する課題についてコミュニティーメンバーにシェアするイベントを開催しました。
金澤さんのアイデアはコニュニティー内で開催されたアイデアだしのイベントから生まれたもので、対外的に表彰される形になり大変嬉しい限りです。
引き続き、金澤さんのような事例が出てくるようにコニュニティーを盛り上げていきたいです。
12/17 コニュニティーメンバー交流会
コニュニティーメンバーでの交流会を実施いたしました。今回は6名の方に参加いただきました。
暗号資産の価格が上昇していること、cheerforのことなど、様々なことが話題に上がりざっくばらんに雑談しました。
今回が2回目の開催となりますが、定期的にコニュニティーメンバー同士が交流できる場を作っていきたいと考えています。
12/22 ブロックチェーン基礎講座
株式会社ガイアックス 開発部マネージャー 兼 JBAアドバイザーである 峯 荒夢さんに、ブロックチェーンの基礎講座を毎月開催していただきました。
・ブロックチェーンの仕組み
・ブロックチェーンのすごいところ
・ブロックチェーンを活用した事例
などが学べる講座になっていますので、聞いてみたいという方はぜひ当コミュニティに入会してイベントに参加してください。1月以降は、エンジニア向けの開発基礎講座も実施予定です。
終わりに
ブロックチェーンが注目を集めるようになり、ブロックチェーンに関する知識をインプットできる場所や機会は多くなっています。ですが、ブロックチェーンに関するアウトプットをする場所はまだ少ないと感じています。
そこで、Blockchain Biz Communityではインプットよりも、アウトプットをメインにしたコニュニティーを目指して活動しています。
ご興味のある方はこちらからご参加ください!