ガイアックスはシェアリングエコノミーとブロックチェーンの相性はとても良いと考えられており、ブロックチェーンがシェアリングエコノミーを進化させるという仮説を持っています。今回、2018年1月17日に開催された、オープンイノベーションを加速させるために民間、個人、大学が連携していくことを目的とする日本発ブロックチェーンTechコミュニティであるブロックチェーンEXE様主催のイベントにて、ブロックチェーンとシェアリングエコノミーをテーマにお話させていだく機会をいただきましたので、その模様をレポートします。
熱気溢れる会場
この日は強い雨が降り、聴衆の入が心配されましたが、全くその心配は無用でした。140名近い方がお集まりになり、ブロックチェーンに対する期待の高さを、改めて感じる事ができました。
また、こういったブロックチェーンのイベントでは、以前はスーツを着て来られる方が多かったのですが、最近ではそうではない方の割合がどんどん増えており、今回もその例に漏れず、ブロックチェーンに興味を持つ方の広がりも感じられました。
シェアリングエコノミーとブロックチェーン
クーガー株式会社の石井氏より、導入となるお話を少ししていただいた後、私からはシェアリングエコノミーとブロックチェーンの相性、そしてその課題について、ガイアックスにおける取り組みを踏まえてお話しました。シェアリングエコノミーは普及してきたとはいえ、まだまだ立ち上がり期であり浸透しているとはいいがたい物があります。シェアリングエコノミーのサービスに対し、闇雲にブロックチェーンを適用してもうまくいかないというお話をさせていただきました。
ブロックチェーンの未来をつくる
韓国ICONのKim氏より、ICONの取り組み、そしてブロックチェーンのインターオペラビリティなどに関するお話がありました。ICONはブロックチェーンという分野において、全方位的に取り組みを進められており、韓国におけるブロックチェーンの取り組みの深さを知ることができました。次に、シビラ株式会社からは、シビラ社がそして篠原氏がなぜブロックチェーンに取り組むのか篠原氏による熱いプレゼン、そして流郷氏によるその取り組みに対する解説がありました。両社ともブロックチェーンを独自開発するところから、アプリケーションなどまで幅広く手がけており、こういった取り組みがブロックチェーンの未来を作っていくと感じられるお話でした。
パネルディスカッション
最後は、登壇者4人によるパネルディスカッションが行われました。いきなり、「シェアリングエコノミーで自動車は作れるか?」という議題から始まり驚いてしまいましたが、ブロックチェーン+シェアリングエコノミーを用いた解決方法の1例をお話しました。これは裏話になるのですが、このパネルディスカッションは仕込みがまったくなく、すべてアドリブで行われました。なかなか難しい場面もありましたが、ブロックチェーンとシェアリングエコノミーというテーマにおいて、かなり深いところまでディスカッション出来たのではないかと思います。
今回はブロックチェーンとシェアリングエコノミーという、ガイアックスの取り組んでいるど真ん中の領域において、世の中のこの領域へ対する興味がどれくらいのものか、イベントを通じて分かるのではないかととても関心があったのですが、その興味は大きなものになっていることを改めて感じることができました。
ガイアックスでは、セミナーの開催・登壇も行っています。当ブログを読んでいただくだけでなく、実際に詳しく話を聞いてみたいという方は、お問い合わせからぜひお問い合わせください。