Press20160426
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株式会社ガイアックスは、ブロックチェーン技術を活用して、複数のシェアリングサービスで共通の本人確認サービスを提供する実証実験を開始しました。今回は、なぜこのような企画が立ち上がったのか、その背景と、今後の展望を書きたいと思います。

 

サービスの企画の背景

企画をするにあたって、シェアリングサービス数社にインタビューを行いました。その中で多かった声が、「本人認証のシステムがない、またはフローが煩雑、コストが高い」「シェアリングサービスの利用者がどのような人かわからないことが不安」というものでした。日本において、シェアリングサービス自体がまだまだ黎明期ということもあり、シェアリングサービスの登録時に本人確認を導入されているプラットフォームはまだまだ少ないのが現状です。また、利用される方のうち、初めてサービスを利用する方がかなりの割合を占めています。このような状況で、シェアリングサービスのホストとゲストの間で信頼関係を構築したうえで、サービスを提供・享受するということは難しいように思えます。

 

サービス内容

ガイアックスの本人確認サービスでは、シェアリングサービスの提供者に対して、本人確認のプロセスを簡単にできるシステムを提供します。ブロックチェーンが利用している暗号化の技術、タイムスタンプの機能を使うことで、本人確認書類の保管・管理を安全に行うことができる、というのが特徴です。
利用者が、登録企業内のあるサービスで本人確認書類をアップロードすると、本人確認が始まります。無事終了すると、確認済みのIDが発行されます。IDが発行された後は、登録企業の他のサービスを利用する際に、再び本人確認書類をアップロードすることなく利用することができます。

 

詳しい内容は以下のリンクをご覧ください。

サービス内容詳細 (リンク先:http://gaiax-blockchain.com/service)

プレスリリース全文(リンク先:www.gaiax.co.jp/news/press/2016/04271/

 

今後の展望

シェアリングサービスへインタビューしている中で一番印象に残ったのは、「ホストが提供するサービス内容が、サービスのUXの大半を占める」という言葉でした。

シェアリングサービスにおいて、利用する前にどれだけホストとゲストの間の信頼感を高めあえるか、ということが、今後のシェアリングサービス普及において非常に重要な課題だと感じています。

個人の本人確認をすることは、この「信頼感」の最初の要素にしかすぎません。今後も引き続き、いかに契約前に個人の信頼性を担保できるか、それを高めあえるか、ということをテーマに、個人間取引の信頼関係を構築できるようなサービスを目指していきます。

さらに、ブロックチェーンそのものが持つ決済の機能、資金分配の機能を活かして、個人間の契約において必要な要素である、本人確認、契約、資金分配、決済、レビューのすべての要素をカバーし、シェアリングサービスのインフラとなれるべく精進したいと考えています。

 

 

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Azusa Kikuchi

Gaiaxのブロックチェーンエンジニア。10年にわたりエンジニアとして複数のスタートアッププロジェクトに従事。シリコンバレーとロンドンのブロックチェーンコミュニティで活躍。Blockchain University主催のHackathonで2位受賞。

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