CEATEC JAPAN 2016
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2016年10月4日から7日までの4日間、幕張メッセにて開催された、アジア最大級の最先端IT・エレクトロニクス総合展 CEATEC JAPANについて、レポートいたします。

アジア最大級の最先端IT・エレクトロニクス総合展

日本をはじめとして、アジアからも最先端のテクノロジーが広い幕張メッセに集結し、IT・エレクトロニクスの今と未来が幅広く展示されていました。出展した業界も幅広く、電機・ITのみならず、自動車、ヘルスケア、フィンテック、更には地方創生といった、展示までありました。

その中でも、今回目を引いたのは、AIとロボットに関する展示がひじょうに多かったことです。近年、AIの技術は発展が進んでおり、画像認識から制御を自動化した自動運転や、東大の入試に合格させようというプロジェクトまで存在しています。今回のCEATEC JAPANでは、AIを使ってロボットを制御するといった展示が多く見受けられ、中にはAIによる学習によりサーバーへの侵入を試みるウイルスやハッキングを検知するシステムまで展示されておりました。

CEATEC JAPAN 2016 ロボット

ブロックチェーンの技術を使った展示

最先端のITの展示を行うCEATEC JAPANですので、もちろんブロックチェーンを題材にした展示もありました。今回は、目玉となる企画として、CEATEC JAPAN会場内のスタンプラリーとしてFINTECH STAMP RALLYというものが開催されておりました。これは、日本ブロックチェーン協会の会員企業である、カレンシーポート社が、富士通社と協力し、開発したものです。スタンプを集めるには、富士通社のFlowSignというLEDライトによる通信技術を使った専用のライトが会場内に7箇所設置されており、その光を専用のスマホアプリで撮影していきます。この光にはスタンプラリーのページのURLが仕込まれており、そのURLにアクセスすることによってスタンプが集まる仕組みになっています。このスタンプラリーには、ただのスタンプラリーではなく、この各ポイントへ移動し撮影する「労働」をおこなった結果、「対価」として、「スタンプ」という「仮想通貨」が支払わるといった、「仮想通貨」を体感できるスタンプラリーとなっていました。スタンプは、リアルなメダルに変換でき、更にメダルはガチャガチャでリアルな景品と交換できました。これも、「仮想通貨」による物品の売買を体験できるものになっていました。

また、カレンシーポート社のブースのすぐ近くには、こちらも日本ブロックチェーン協会の会員企業であるNAYUTA社が、ブロックチェーンを使って使用権を管理するIoTコンセントのデモの展示を行っていました。スマホからビットコインを支払い、コンセント側は支払われたことを検知したことにより、給電を開始するできる仕組みになっています。このデモでは、ビットコインが支払われた直後に、コンセントが使えるようになっており、10~60分ほどかかるコンファーム作業を待たないユーザー体験を重視した形のデモになっていました。IoTにおけるブロックチェーンの活用においてはは、このコンファームの時間をどう捉えるかが常に課題になっています。コンファームにかかる時間が短いブロックチェーンを使うなど解決策はいくつかありますが、今後どのように解決されていくか、注目してきたいところです。

CEATEC JAPAN 2016 STAMP RALLY CEATEC JAPAN 2016 nayuta

 

ガイアックスも出展

ガイアックスも今回のCEATEC JAPANに出展いたしました。株式会社神戸デジタル・ラボ様のブースを間借りし、行動分析や未来予測を可能にし得る技術である、関係性技術の応用事例について展示してまいりました。多くの方に展示を見ていただき、ガイアックスの新しい技術への取り組みをご紹介させていただきました。ご来場くださったみなさま、ありがとうございました。

CEATEC JAPAN 2016 展示

今回のCEATEC JAPANでも、ブロックチェーンの展示が行われているように、今後もこういった展示会でのブロックチェーンの露出が増えてくると思われます。これからも、このような展示会におけるブロックチェーン関連の展示に注目し、追っていきたいと思います。

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Mine Aram

Gaiax技術マネージャ。研究開発チーム「さきがけ」リーダー。新たな事業のシーズ探しを牽引。2015年11月『イーサリアム(Ethereum)』 デベロッパーカンファレンス in ロンドンに参加しブロックチェーンの持つ可能性に魅入られる。以降ブロックチェーン分野について集中的に取り組む。